【基礎編】AIで妖怪に変身!
動画制作入門


AI変身動画の作成方法(基礎編)

この章では、人間が妖怪に変身するAI変身動画の作成方法を解説します。以下のステップに沿って、オリジナル変身動画を作成していきましょう。

変身動画作成の流れ

  1. プロンプト作成(Google AI Studio):指示書ビューワーとGoogle AI Studioを使って、変身前後の画像を生成するためのプロンプトを作成します。
  2. 画像生成(Stable Diffusion):生成されたプロンプトをEasyForgeなどのStable Diffusion環境に入力し、変身前後の画像を生成します。
  3. 変身動画作成(KLING AI):KLING AIのStart and End Frames機能を使い、生成された画像から変身動画を作成します。
  4. 動画編集(CapCut):CapCut デスクトップ版で変身動画と変身後の画像を組み合わせ、最終的な動画を作成します。

1. プロンプト作成(Google AI Studio)

Google AI Studioを使用し、変身前と変身後の状態を表現するプロンプトを作成します。以下の指示書ビューワーを使って、必要な指示書を生成してください。(基礎編では、主に「指定テーマ連携セット」や「単独画像生成」タブ内の指示書を使います)

ビューワーの使い方:

  • ビューワーページを開き、パスワードを入力します。
  • 使いたい指示書があるタブ(例:「指定テーマ連携セット」)を選択します。
  • 目的の指示書(例:「変身後プロンプト生成指示書 & 変身前プロンプト生成指示書」)のアコーディオン(▼ ここをクリックして〜)を開きます。
  • フォームに必要な情報を入力し、「指示書をコピー」ボタンをクリックします。
  • コピーした指示書を、Google AI Studioのチャット欄に貼り付けて送信します。
  • Google AI Studio(Gemini)が指示書の内容を解析し、プロンプトを生成します。

2. 画像生成(Stable Diffusion)

ステップ1で生成したプロンプトを使い、EasyForgeやGoogle Colabなどの、Stable Diffusion環境で変身前後の画像を生成します。

EasyForgeの場合

EasyForgeを起動し、「txt2img」タブを開きます。Google AI Studioで生成したプロンプトを「Prompt」欄に貼り付け、以下の設定を行います。設定が完了したら、「Generate」ボタンをクリックして画像を生成します。

  • UI:FLUX
  • モデル:Flux.1-Dev Hyper NF4
  • Sampling steps:10
  • Width・Height:720x1280(または9:16のアスペクト比になるように調整)
  • その他の設定はデフォルトのままでOKです。

Google Colabの場合

Google Colabを使用してStable Diffusionで画像を生成する場合、本講座ではStable Diffusion Forgeを簡単にセットアップし、主要モデル(FLUX・Pony・SD1.5)を利用するための専用ノートブックと詳細ガイドを用意しています。以下のガイドページを参照し、環境構築と基本的な操作方法をご確認ください。

➡️ ColabでStable Diffusion Forgeを動かす:ノートブック設定&操作ガイドはこちら

上記のガイドに従ってセットアップが完了し、Stable Diffusion WebUI Forgeが起動したら、EasyForgeと同様にプロンプトを入力し、以下の設定を行い、変身前後の画像を生成します。

  • UI:FLUX
  • モデル:Flux.1-Dev Hyper NF4 (またはノートブック実行時に選択したモデル)
  • Sampling steps:10 (またはノートブック実行時に選択したモデルの推奨値)
  • Width・Height:720x1280(または9:16のアスペクト比になるように調整)
  • その他の設定はデフォルトのままでOKです。

3. 変身動画作成(KLING AI)

KLING AIのStart and End Frames機能を使い、人間から妖怪への変身動画を作成します。以下の設定を参考に、KLING AIで変身動画を生成してください。

各種設定

設定
Video Model KLING 1.6
Image Start:変身前、End:変身後の画像
Prompt [変身前の単語] transformed into [変身後の単語](例:man transformed into yokai)
Creativity & Relevance 調整(後述)
Mode Professional Mode
Duration 5s
Generating Counts 1
Negative Prompt (後述)

Creativity・Relevanceスライダーの調整

KLING AIのCreativity・Relevanceスライダーは、AIによる動画生成の解釈と、入力(テキストプロンプトおよびアップロードされた画像)への忠実度を調整するものです。変身動画の場合は、変身の度合いや表現したい内容に応じて、スライダーを調整します。スライダーは0から1までの値を、0.05単位で調整できます。

基本的な考え方:

  • Relevanceを高めに設定:変身前後の画像のつながりを重視し、滑らかな変身を実現したい場合に有効です。
  • Creativityもある程度活用:大きな形態変化を伴う変身や、ダイナミックな表現をしたい場合は、Creativityも高めに設定すると、AIがより創造的な変身過程を生成してくれる可能性があります。

設定例:

  • 滑らかな変身を重視する場合:スライダーを0.7または0.8に設定します。(Relevanceを高めに)
  • ダイナミックな変身を表現したい場合:スライダーを0.5または0.6に設定します。(RelevanceとCreativityのバランスを考慮)

スライダーの位置を変えて複数のテスト動画を生成し、比較検討することをおすすめします。

ネガティブプロンプト(例)

以下のネガティブプロンプトは、生成品質向上に役立つキーワードの例です。必要に応じて調整してください。

low quality, worst quality, lowres, blurry, distortion, animation, abstract, illustrations, computer-generated

4. 動画編集(CapCut)

CapCut デスクトップ版で、KLING AIで生成した複数の変身動画と、Stable Diffusionで生成した対応する変身後の静止画を繋げて、1つの動画にまとめます。

手順:

  • CapCutで新規プロジェクトを作成。
  • KLING AIで生成した変身動画と、対応するStable Diffusionで生成した変身後の静止画を、セットでタイムラインに配置する。これを必要なセット数だけ繰り返す。
  • 各静止画の表示時間を3秒から4秒に調整。
  • 各静止画に「カメラの動き」エフェクトを追加し、単調な表示に変化をつける。
  • 各静止画の上に、妖怪の名前と説明をテロップとして配置。
    • テロップには、アニメーションのフェードインとフェードアウトを各0.4秒入れると、より自然な表示になります。
  • 動画の冒頭に、視聴維持率を高めるためのタイトルを挿入。
    • 動画内タイトルの考え方(Google AI Studio):ショート動画の冒頭に表示する、視聴維持率を高めるためのタイトルもGoogle AI Studioを活用して作成できます。動画のコンセプトを説明し、以下のような指示を入力して、短くキャッチーなタイトルを生成してください。例:「疲れたサラリーマンが、実は妖怪だったという設定で、次々と妖怪に変身していくショート動画の冒頭に表示するタイトルを生成してください。視聴者の興味を引き、視聴維持率を高めるような、短くキャッチーなタイトルにしてください。」
  • セーフゾーン確認画像を参考に、テロップ・タイトルが適切な位置に表示されているかを確認。
  • 動画の雰囲気に合ったBGMを追加。
  • 各動画と静止画の繋ぎ目に、トランジション効果(ミックスなど)を追加。
  • 全画面プレビューで最終確認後、エクスポート(フレームレート60fps、オプティカルフローON推奨)。

以上で、AIを使った変身動画作成の基礎編は完了です!完成した動画をSNSで共有しましょう!


応用編予告:中割動画でさらに滑らかに!プロのAI変身動画テクニック

今回の基礎編では、AIを使って人間が妖怪に変身する動画を作成する、基本的な手順をご紹介しました。まずはこの基礎編をマスターして、AI動画制作の流れを掴んでみてください。

応用編では、この基礎編で習得した知識・技術をさらに発展させ、より表現力豊かでプロレベルのAI変身動画を作成する方法を解説します。

応用編で学べる主な内容:

  • Stable Diffusionのimg2imgとX・Y・Z plot機能を活用した、中割動画の生成:変身前後の画像から、滑らかな変化を実現するための中間フレーム(中割動画)を生成する方法を学びます。
  • 中割動画を用いた、KLING AIでのより滑らかな変身動画の作成:生成した中割動画をKLING AIで活用し、より自然で高品質な変身動画を作成します。
  • KLING AIによる、変身後のキャラクターのアクション動画の生成:変身後のキャラクターに、歩く、走る、ジャンプするなどの様々なアクションをさせる方法を習得します。
  • Stable Diffusionのアップスケーリング機能による高画質化:生成した動画の解像度を上げ、より高精細で美しい映像に仕上げるテクニックを紹介します。
  • CapCutでの動画編集テクニック:中割動画、アクション動画、テロップ、BGM、効果音、エフェクト、フィルターなどを組み合わせ、魅力的な動画作品に仕上げるための編集テクニックを解説します。

基礎編で学んだ知識を土台に、応用編でこれらのテクニックを習得することで、プロレベルのAI変身動画制作が可能になります。ぜひ、応用編にもチャレンジして、AI動画クリエイターとしてのスキルを磨き上げ、表現の幅を広げてください!


講座メニュー

広告