【Nexus-Dub】完全攻略ガイド|導入から「解説モード」の使い方まで
Nexus-Dub(旧 Police-Dub)へようこそ!
このツールは、海外の警察ボディカメラ映像やNASAの宇宙映像などを、日本のドキュメンタリー番組(警察24時風など)に全自動で加工・編集するシステムです。
最新版ではAIが「編集者」と「脚本家」の役割を担う「解説モード(Commentary Mode)」が搭載され、不要なシーンのカットから、映像に完全に同期したナレーション作成までが可能になりました。
1. 導入とセットアップ
まずはツールを動かすための準備を行います。
Step 1: 必要なソフトの確認
以下の2つがPCにインストールされている必要があります。
- Python 3.11.x
※必ずバージョン3.11系を使用してください(3.12以上や3.10以下では動きません)。 - FFmpeg
動画処理に必須です。インストール後、パスを通しておいてください。
Step 2: 初期セットアップ
ダウンロードしたフォルダ内にある _setup.bat をダブルクリックして実行してください。
必要なライブラリが自動的にインストールされ、フォルダ構成が整えられます。
Step 3: APIキーの設定(最重要)
system フォルダ内に以下のファイルを配置・編集します。これがツールの「脳」と「声」になります。
api_key_gemini.txt
Google AI Studioで取得したGemini APIキーを貼り付けます。
翻訳、脚本作成、映像分析を行うために必須です。google_cloud_credentials.json
Google Cloud Platform (GCP) のサービスアカウントキーです。
テレビ番組のような高品質ナレーション(Google Cloud TTS)を生成するために必要です。
2. ツールの起動とプロジェクト選択
起動方法
フォルダ内の _run.bat をダブルクリックします。
(初回のみライセンス認証画面が表示されます。管理者にマシンIDを送り、キーを入手して認証してください)
プロジェクト(ジャンル)の選択
ツールが起動したら、画面右上の「Project:」プルダウンから、作りたい動画のタイプを選択します。
| police_24h.yaml | 海外の警察動画を「警察24時」風にする(基本設定) |
| nasa_space.yaml | NASA等の宇宙映像を科学ドキュメンタリー風にする |
| kirinuki_en.yaml | 日本の切り抜き動画を海外向けに英語化する |
| weather_girls_en.yaml | ウェザーニュース等を海外向けに翻訳する |
3. 【推奨】解説モード(Golden Route)の使い方
これがNexus-Dubの真骨頂です。AIと協力して最高品質の動画を作るための推奨ワークフローです。
GUIの 「📺 解説モード」 タブを開いて操作します。
Step 1: 時間特定 (Analyze)
動画の「どこが本編か」「どこが面白いか」をAIに分析させます。
- 動画選択
「対象動画」プルダウンから、ダウンロードした動画を選びます。 - プロキシ作成
「⚡ 軽量動画(Proxy)作成」ボタンをクリックします。
→ AIにアップロードするための、容量が軽い分析用動画が作成されます。 - AI分析
画面に表示されている「プロンプト(指示書)」をコピーします。
ブラウザで Google AI Studio (Gemini 3.0 Pro等) を開き、先ほど作った軽量動画をアップロードして、プロンプトを貼り付けて実行します。 - 結果入力
AIが出力したJSON(カットリスト)をコピーし、ツール右側のエリアに貼り付けます。
「解析してカットリストを作成」ボタンを押します。
Step 2: カット実行 (Trim)
AIが提案した構成案に基づき、実際に動画をカットします。
- 自動で [2. カット実行] タブに移動します。
- 「採用する区間リスト」が表示されます(手動で微調整も可能です)。
- 「✂️ 指定区間を結合して保存」をクリックします。
→ 不要な挨拶などがカットされ、面白いシーンだけが繋がった動画が生成されます。
Step 3: 脚本・演出 (Scripting)
カットされた動画に合わせて、ナレーションとメタデータを作成します。
- [3. 翻訳/解説] タブに移動します。
- Step 2で生成された「_TRIMMED_PROXY.mp4」を、再び Google AI Studio にアップロードします。
- ナレーション作成
「本文プロンプト」をコピーしてAIに渡し、出力されたJSONをツール右側の「翻訳・解説 (SRT/JSON)」欄に貼り付けます。 - メタデータ作成
「メタデータ」プロンプトをコピーしてAIに渡し、出力されたJSONをツール右側の「メタデータ」欄に貼り付けます。
Step 4: 最終合成 (Final Render)
全ての素材を合体させ、完成動画を出力します。
- [4. 最終合成] タブに移動します。
- 「🎬 最終動画を生成する」ボタンをクリックします。
→ 翻訳・音声合成・テロップ焼き付け・BGMダッキング・サムネイル生成・SEOファイル作成が全自動で行われます。 - 完成品は
output/[プロジェクト名]/03_final_videoに保存されます。
4. その他の便利機能
全自動モード (Sequential Mode)
「🚀 実行」タブから利用できます。
細かい演出を行わず、動画を丸ごと翻訳・吹き替えするクラシックなモードです。大量の動画を寝ている間に処理したい場合に便利です。
ダウンローダー & リンク抽出
- ▼ ダウンローダー:YouTube等のURLリストから動画を一括ダウンロードします。
- 🔍 リンク抽出:YouTubeチャンネルのトップページURLから、特定の単語(例: "Critical", "Bodycam")が含まれる動画だけを抜き出してリスト化します。
サムネイルエディタ
「🎨 サムネイル」タブでは、動画の好きなシーンを切り抜き、AIがデザインした「激しいテロップ」を載せたサムネイルを手動で作成・微調整できます。
5. よくある質問
Q. 翻訳の精度をもっと上げたいです。
「🧠 モデル設定」タブで、翻訳モデルをデフォルトの gemini-2.5-flash から gemini-2.5-pro に変更してください。コストは上がりますが、翻訳の自然さが劇的に向上します。
Q. エラーが出ます。
右側の「実行ログ」を確認してください。「API Key not found」や「Quota exceeded」などのメッセージが出ていないか確認し、APIキーの設定を見直してください。
Q. 警察動画以外も作れますか?
はい。設定ファイル(YAML)を切り替えることで、料理動画やVlog、宇宙映像など、あらゆるジャンルに対応可能です。