Nano Banana Pro Prompt Maker は、Googleの最新画像生成AI「Gemini 3 Pro Image(Nano Banana Pro)」のポテンシャルを最大限に引き出すための、Windows専用プロンプト生成支援ツールです。
「30代向けのYouTubeサムネを作りたい」といった曖昧な日本語を入力するだけで、優秀なAI(Brain)がアートディレクターとなり、構図・ライティング・スタイルまで計算された「AIに伝わる最強の英語プロンプト」を3パターン自動生成します。
⚠️ 重要:フォルダの配置場所について
本ツールはプログラム(Python)を使用するため、ファイルの置き場所によっては正しく動作しない場合があります。
- ❌ OneDrive と同期されているフォルダ(デスクトップ、ドキュメントなど)
- ❌ 日本語が含まれる深い階層のフォルダ
ダウンロードしたZIPファイルを解凍したら、フォルダごと切り取って「Cドライブの直下」などに移動させることを強く推奨します。
推奨配置例:
C:\NanoBananaPro\
🚀 1. インストールと初期設定
まずはツールを動かすための準備を行います。所要時間は約5分です。
STEP 1Pythonのインストール
本ツールは Python 3.10以上 で動作します。まだインストールしていない場合は、以下のリンクからインストーラー(Windows installer 64-bit)をダウンロードしてください。
👉 Python 3.11.x 公式ダウンロードページ (推奨)
インストーラーを起動した最初の画面下部にある 「Add python.exe to PATH」 という項目に必ずチェックを入れてからインストールを開始してください。
これにチェックを入れないと、ツールが起動しません。
STEP 2自動セットアップ
ダウンロードしたフォルダ内にある _setup.bat をダブルクリックします。
- 黒い画面が立ち上がり、自動的に必要なライブラリのインストールが始まります。
- 処理が完了すると「セットアップ完了」と表示されます。画面を閉じてください。
STEP 3APIキーの設定
プロンプトを考案する「脳(Brain)」としてGemini APIを使用します(無料枠で利用可能)。
- Google AI Studio にアクセスし、「APIキーを作成」からキーを作成してコピーします。
- ツールの
systemフォルダ内にあるapi_key.txtを開きます。 - コピーしたキーを貼り付け、上書き保存して閉じます。
api_key.txt に改行区切りで複数のAPIキーを入力しておくと、ツールが自動的にキーを切り替えて使用します。⚠️ 注意:
同一のGoogleアカウント(プロジェクト)内で複数のキーを作成しても、利用制限(レートリミット)は共有されるため効果がありません。
負荷分散や制限回避を目的とする場合は、必ず「異なるGoogleアカウント」で取得したAPIキーを組み合わせて入力してください。
✨ 2. 基本的な使い方
1. アプリの起動
フォルダ直下の _run.bat をダブルクリックしてください。
数秒でダークモードの操作画面(GUI)が起動します。
2. 資料の読み込み (任意)
企画書、動画の台本、ブログ記事などのテキストデータ(.txt, .pdf, .md等)を、ツール内の
input フォルダに入れておくだけで、AIがその内容をすべて読み込みます。「inputに入れた台本用のサムネイルを作って」と指示するだけで、文脈を理解した完璧なプロンプトが生成されます。
3. 生成モードの選択
画面左上でモードを選べます。目的によって使い分けてください。
| 詳細モード (Detailed) |
構図指定重視(Art Director Role) 「右に人物、左に文字」といった具体的な構成指示をAIに守らせたい場合に推奨。安定したプロンプトが出力されます。 |
|---|---|
| シンプルモード (Simple) |
AIへの全権委任(Concept Artist Role) デザインや構図の指示をあえて行わず、コンセプトと感情的価値(Concept & Value)だけを伝えます。 AIの創造性を爆発させ、予想外の「神画像」を作りたい時に使用します。 |
4. パラメータの入力
作りたい画像のイメージを入力していきます。
- 用途・ターゲット・画風・雰囲気:
これらの項目は、プリセットから選ぶだけでなく「直接文字を入力(手入力)」することも可能です。
例:「40代の釣り好き男性」「水墨画とサイバーパンクの融合」など、リストにない項目も自由に書き込んで指示できます。 - 画像に入れたい文字: 画像の中に描き込ませたいテキストを入力します(例:「完全攻略」「SALE」)。
- 詳細・追加指示: 具体的なモチーフや、「猫を右側に配置して」といった指示があれば記述します。
「画像に入れたい文字」をあえて空白にすると、AIが用途(YouTubeなど)に合わせて、「衝撃の結末」「完全解説」といったキャッチコピーを勝手に考案して画像内に配置してくれます。
5. 生成とコピー
「✨ 最強のプロンプトを生成する (3案)」ボタンを押すと、AIが思考を開始します。完了すると右側のタブに3つのバリエーションが表示されます。
- 案1 (Standard): 要望に忠実な安定案。
- 案2 (Dramatic): 光と影を強調したドラマチックな案。
- 案3 (Creative): 独創的な解釈を加えたアーティスティックな案。
気に入ったタブを開き「📋 表示中のタブをコピー」を押し、Gemini(チャット画面やAI Studio)に貼り付けて画像を生成させてください。
※生成された履歴は output フォルダに日時ごとに自動保存されます。
📐 3. ワイヤーフレーム機能 (最強の構図管理)
プロンプトだけでなく、「ワイヤーフレーム画像」を併用することで、AIへの構図指示が完璧になります。
ワイヤーフレームとは?
生成時に「どこに何があるか」を視覚的に示した設計図です。生成が完了すると、プロンプトと一緒にレイアウト画像(ワイヤーフレーム)が出力されます。
Gemini(AI Studio)で画像を生成する際、以下の3要素をセットで送信するのが「最強」の使い方です。
- 生成されたプロンプト(テキスト)
- ワイヤーフレーム画像(構図の設計図)
- 使いたいキャラクター画像(人物・顔の固定用)
🆕 4. 文字入れ・サムネ特化モード (New!)
v20251219アップデートで追加された新機能です。既存の画像をベースに、AIに文字のデザインや配置を考えさせるための特殊プロンプトを作成します。
「この画像のどこに文字を入れればカッコよくなるか?」
「ホラー動画なんだけど、どんなフォントと色にすれば怖くなるか?」
といった、デザインセンスが必要な判断をAI(Gemini)に丸投げできます。
1. タブの切り替え
画面上部のタブから「文字入れ・サムネ」を選択します。
2. 描画したい文字の入力
画像の上に重ねたい文字(例:「衝撃の真実」「SALE」など)を入力します。
ここを空欄のままにすると、AIは下の「動画情報」を読み込み、最もクリック率が高そうなキャッチコピーを勝手に考えて画像に入れます。
3. 動画情報の入力 (Context)
YouTubeの「概要欄」や、動画の字幕データ(SRT)、あるいは単なる企画メモなどをそのまま貼り付けます。
- AIの思考プロセス:
貼り付けられたテキストから「楽しいVlogなのか?」「シリアスな事件解説なのか?」といった文脈(Context)を読み取ります。
そして、その雰囲気に合わせて「ポップな丸文字にするか」「血のような赤文字にするか」といったデザイン戦略を決定します。
4. 生成と貼り付け
- 「⚡ プロンプトを作成」ボタンを押すと、右側にプロンプトが表示されます。
- 「📋 クリップボードにコピー」を押してコピーします。
- Google AI Studio や Gemini のチャット欄を開き、「加工したい画像」を添付した状態でプロンプトを貼り付けて送信してください。
⚙️ 5. 高度な設定 (Settingsタブ)
「設定」タブでは、プロンプト生成の挙動をカスタマイズできます。
🧠 思考用AIモデル (Brain)
あなたの日本語を解釈し、プロンプトを組み立てる「頭脳」となるAIモデルを選択します。
- gemini-3-pro-preview: Googleエコシステムにおける最高推論モデル。複雑な構図やニュアンスの極めて深い理解に優れています。
- gemini-3-flash-preview (推奨): 圧倒的な応答速度と知性を両立。サクサク試したい時に最適です。
🔤 2つの言語設定(超重要)
本ツールには2種類の言語設定があります。日本語の看板を描かせたい場合は特に注意してください。
| プロンプト記述言語 (Target Language) |
AIへの命令文自体の言語。 基本は English (en-US) 推奨です。画像生成AIは英語の指示の方が精度が高くなる傾向があります。
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|---|---|
| 描画テキストの言語 (Render Text Language) |
画像の中に描き込まれる文字の言語。 画像内に日本語(漢字・ひらがな)を描画させたい場合は、必ず Japanese を選択してください。これを間違うと、AIが英語として文字を処理しようとして形が崩れます。
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❓ トラブルシューティング
Q. 起動してすぐに画面が落ちる
Pythonのパスが通っていないか、ライブラリが入っていません。フォルダ内の _debug_log.bat
を実行してください。debug_log.txt というファイルが生成され、そこにエラー原因が記録されています。
Q. JSONエラーが出る /
解析に失敗する
思考用AI(Brain)が混雑しているか、API制限にかかっている可能性があります。時間を置くか、設定タブでモデルを「Flash」などに変更してみてください。
※
ツールを「使う側」から「作る側」へ。
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