レッスン1.5

【最重要】WordPress連携とサイト設定詳解

このレッスンでは、本ツールの真価を引き出すための最重要ステップ、「サイト設定」について詳しく解説します。ここで設定を行うことで、生成したコンテンツをWordPressに自動投稿したり、サイト全体のカテゴリ構造をAIで最適化したりする、高度な連携機能が解放されます。

1. なぜサイト設定が必要なのか?

サイト設定を行うことで、本ツールの強力なWordPress連携機能が有効になります。これにより、あなたのコンテンツ制作ワークフローは劇的に効率化されます。

  • 全自動投稿:生成した記事やLPを、ボタン一つでWordPressに下書き投稿できます。
  • AIによるカテゴリ・タグ自動設定:投稿時に、AIが記事内容を分析し、最適なカテゴリやタグを自動で判断・設定します。
  • ペルソナの適用:AIがあなたのサイト専用のペルソナになりきり、ブランドイメージに合った文体で記事を自動リライトします。
  • 高度な分析機能:サイト全体のカテゴリ構造最適化や、GSCデータと連携したCTR改善など、プロレベルの分析機能が利用可能になります。

2. 自動投稿を有効にするための3ステップ

Step 1: サイト設定ファイルの準備

  1. ツールフォルダ内のz_リソースフォルダにあるsite-config-template.yaml_wp_sitesフォルダに複製します。
  2. 複製したファイルの名前を、サイト名などご自身が分かりやすいものに変更します。(例: my-blog.yaml

Step 2: 接続情報の設定

作成したファイル(例: my-blog.yaml)をテキストエディタで開き、以下の3つの必須項目を設定します。

  • site_url: あなたのWordPressサイトのURLです。必ず末尾にスラッシュ(/)を付けてください。
  • username: WordPressにログインする際のユーザー名です。
  • app_password: WordPressの「アプリケーションパスワード」です。以下の手順で取得してください。
アプリケーションパスワードの取得方法
  1. WordPressの管理画面にログインし、左側メニューの「ユーザー」→「プロフィール」に移動します。
  2. ページを下にスクロールし、「アプリケーションパスワード」のセクションを見つけます。
  3. 「新しいアプリケーションパスワード名」の入力欄に、「HybridArticleTool」など、ご自身が分かりやすい名前を入力します。
  4. 「新しいアプリケーションパスワードを追加」ボタンをクリックします。
  5. 生成されたパスワード(例: xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx)が表示されます。このパスワードはこの一度しか表示されないため、必ず「コピー」ボタンをクリックしてクリップボードにコピーし、すぐにサイト設定ファイルのapp_password:の項目に貼り付けてください。

Step 3: PHPスニペットの追加

ツールがWordPressの高度な機能(全記事リストの取得など)と安全に通信するために、あなたのサイトに「専用の窓口(カスタムAPI)」を追加します。これには「Code Snippets」というプラグインを使うのが最も簡単で安全です。

  1. WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規プラグインを追加」に進みます。
  2. 「Code Snippets」と検索し、同名のプラグインをインストールして有効化します。
  3. 管理画面のメニューに「スニペット」が追加されるので、「新規追加」をクリックします。
  4. ツールフォルダ内のz_リソース/snippets/template_wordpress_snippets.txtを開きます。
  5. ファイル内にある【ツール連携用 カスタムAPI】のPHPコードを、新しいスニペットとして登録し、有効化(Activate)してください。

3. サイト設定項目 詳細リファレンス

サイト設定ファイル(.yaml)の各項目について、その役割と設定方法を詳しく解説します。

基本設定

項目名 設定値の例 詳細な説明
site_name マイブログ ツール実行時に表示されるサイト名です。ご自身が分かりやすい名前にしてください。GUIの「サイト設定」タブで直接編集できます。
site_theme 鬼滅の刃 【AI記事自動生成機能用】
サイト全体の主要テーマです。AIはこのテーマと後述のarticle_genresを組み合わせて、具体的な記事テーマを自動で考案します。

WordPress連携設定

項目名 設定値の例 詳細な説明
site_url https://your-site.com/ あなたのWordPressサイトのURLです。必ず末尾にスラッシュ(/)を付けてください。
username my_user WordPressにログインする際のユーザー名です。
app_password xxxx xxxx ... 【最重要】WordPressの「アプリケーションパスワード」です。通常のログインパスワードとは異なります。取得方法は上記を参照してください。

SEO関連設定

項目名 設定値の例 詳細な説明
meta_key_meta_desc (空欄) 通常は空欄のままで問題ありません(WordPress標準の「抜粋」欄が使用されます)。All in One SEOやYoast SEOなどをお使いの場合は、それぞれのプラグインが使用するメタキー(例: _aioseo_description)を指定します。
gsc_property_url sc-domain:your-site.com 【GSC連携機能用】
Search ConsoleのプロパティURLです。
・「URLプレフィックスプロパティ」の場合は、この行は空欄のままでOKです。
・「ドメインプロパティ」の場合は、sc-domain:your-site.com の形式で入力してください。

AI記事自動生成設定

項目名 設定値の例 詳細な説明
research_mode precise Web検索を利用して記事の元となるソース記事を自動生成するかどうか。
skip: 使用しない(AIの知識のみで執筆)
precise: 信頼できるサイト(Programmable Search Engineで設定)のみを検索してソース記事を生成
search_filter_mode flexible research_mode: precise の際の検索結果のフィルタリング方法。
strict: 検索クエリがタイトル等に完全一致する場合のみ採用(高精度)
flexible: 関連キーワードが含まれていれば採用(情報収集量重視)
search_engine_genre Manga_Kimetsu system/api_keys_google_search.jsonで定義した検索エンジンのジャンル名。ここで指定した情報源(サイトリスト)とAPIキーが使用されます。
scraping_cutoff_keyword 関連記事 親記事 Web検索で取得した本文から、不要な部分(関連リンク等)を除去するための区切り文字を指定します。空欄の場合は無効です。
query_generator_prompt single_keyword.txt prompts/utility/generate_search_queries/フォルダ内から、検索キーワード生成に使用するプロンプトファイルを選択します。
custom_prompt manga_storytelling 記事生成時に使用するカスタムプロンプトとスタイルのセットを指定します。input/_custom_prompts/フォルダ内のディレクトリ名を記述してください。
article_genres - キャラクター深掘り
- IFストーリー
AIが【G3】モードで記事テーマを考案する際の、サイトの主要なジャンルをリスト形式で指定します。

LP / デザイン関連設定

項目名 設定値の例 詳細な説明
lp_refine_prompt _default_refine.txt LP生成後、品質向上のために追加で実行するプロンプトファイルを指定します。input/_custom_prompts/refine_lp_prompts/フォルダ内のファイル名を選択してください。
eyecatch_generation_mode free_template アイキャッチの背景画像の生成方法。
free_template: input/_custom_prompts/内の各プロンプトフォルダの画像(_background.jpg等)、なければinput/imageフォルダの画像を背景として使用します。
paid_ai: 背景画像をAIで都度生成します (有料APIキー必須)。
eyecatch_design_theme _pop_style.txt 【P9】実行時に、アイキャッチの文字デザインに使用するテーマファイルを指定します。prompts/eyecatch_designs/フォルダ内のファイル名を選択してください。

プレビュー機能設定

項目名 設定値の例 詳細な説明
target_post_id 123 【P11: 本番環境プレビュー機能用】
この機能のために事前に作成した、「パスワード保護」で「公開済み」の固定ページのID。編集画面のURL(post=XXXX)などから確認できます。
preview_password your_password 上記の固定ページに設定したパスワード。
preview_post_type page プレビュー用ページの投稿タイプ (例: page, post, gemini_lp)

4. 【便利機能】AdSense必須ページの自動生成

サイト設定が完了したら、最初に実行しておきたいのが【W6】AdSense必須ページ自動生成機能です。Google AdSenseの審査通過に必須となる「プライバシーポリシー」「免責事項」「お問い合わせ」「サイトマップ」の4つの固定ページを、AIがあなたのサイト情報に合わせて自動で作成し、一括で下書き投稿します。

  1. GUIの「外部連携・分析」タブから【W6】AdSense必須ページ自動生成ボタンをクリックします。
  2. コマンドプロンプトの指示に従い、運営者名や連絡先メールアドレスなどを入力します。
  3. ツールが自動的にページを生成し、WordPressに投稿します。管理画面で内容を確認し、公開してください。

お疲れ様でした!以上でツールのポテンシャルを最大限に引き出すための設定は完了です。次のレッスンでは、いよいよGeminiを使ってハイブリッド記事用の入力ファイルを作成していきます。