顧客データの「脳」化(RAG構築)
散らかった顧客情報をAIが使える「ビジネスDNA」に変換します。一度作れば、顧客名を言うだけでAIが全情報を自動で読み込みます。
Step 1:「RAG」と「ビジネスDNA」とは何か
まず専門用語を分かりやすく説明します。このレッスンで最重要の概念です。
RAGとは「AIに渡す専用の記憶データ」のことです。難しい略語ですが、要するに「このAIはこの顧客のことを全部知っている」という状態を作るための仕組みです。本講座では「ビジネスDNA」と呼びます。
RAGがあるとないとでは、AIへの指示がこれだけ変わります。
「外壁塗装の会社で、神奈川県にあって、10年保証が強みで、ターゲットは築20年以上の戸建てオーナーで、競合はXXで...LPを作って」
「[顧客名]のLPを作って」
→ AIが自動でビジネスDNAを読み込み、すべて把握した状態で作業開始
顧客の「売れるLPに必要な情報」が全部構造化されて入っています。
ビジネスDNA の中身(自動で整理される)
Step 2:ビジネスDNAを作成する
Lesson 02でWeb-Utility-Toolを使って抽出したテキストファイル、または打ち合わせのメモなどを用意してください。それをAIに渡すだけで、ビジネスDNAが自動生成されます。
AIに以下のように話しかけてください:
①ホームページのURL(あれば)
②抽出したテキストファイル(あれば)
③口頭でわかる範囲の情報
どれでもOKです。ないものは私が質問して整理します。
rag/[顧客名]_ビジネスDNA.md
に保存しました。次回から「[顧客名]のLP」と言うだけで自動的に読み込まれます。AIが「rag/[顧客名]_ビジネスDNA.md に保存しました」と言えばOKです。このファイルが顧客の「脳」として機能します。
Step 3:Obsidianとの連携について
Obsidianをすでに使っている場合、ビジネスDNAをObsidianのVault(管理フォルダ)に保存することで、PC上でも整理・検索できます。ただしObsidianを知らなくても本スキルは完全に動作します。
Obsidianはマークダウン形式のメモ管理ツールです。本講座では必須ではありません。AIが生成するビジネスDNAファイル(.md形式)はObsidianで開けますが、普通のテキストエディタでも閲覧・編集できます。
Obsidianを使う場合(任意)
- Obsidianで「New Vault」を作成し、場所を
Web_Architect_Studio/rag/フォルダに指定する - 以降、AIがビジネスDNAを保存するたびに自動的にObsidianで管理される
- Obsidianのフロントマター(タグ・プロパティ)の設定はAIが自動でやってくれます。手動で設定する必要はありません。
Step 4:ビジネスDNAを更新する
顧客の情報が変わったり、新しい施工事例が増えたりしたときはデータを更新できます。
AIに新しい情報を伝えると、既存のビジネスDNAに追記・上書きして最新の状態に更新されます。
Lesson 03 で習得したこと
- RAGとビジネスDNAが何かを理解した
- 顧客のビジネスDNAを作成するコマンドを使えた
- 次回以降、顧客名を言うだけでAIが全情報を自動読み込みすることを理解した
- Obsidianとの連携方法(任意)を把握した
次のLesson 04では、このビジネスDNAを活用してGBP投稿を一括生成し、月額保守収益を実現する方法を学びます。