B-06:【応用】リアルAI連動型への道
GASとAPI連携で、パーソナライズされた診断を実現する
これまでのレッスンで、あなたは「ルールベース」の診断ツールを完成させました。これは高速で安定していますが、結果は常に数パターンのいずれかです。
この応用レッスンでは、さらに一歩進んで、ユーザーの回答ごとにAIがその場でユニークなアドバイスを生成する「リアルAI連動型」の仕組みを、AIに質問しながら自走形式で構築する方法を学びます。
1. なぜこの仕組みが必要なのか?(APIキーの保護)
診断ツールのHTMLコードにAPIキーを直接書き込むと、第三者に盗まれ、不正利用される危険性があります。これを防ぐため、ユーザーから見えない「安全なサーバー(バックエンド)」でAPIキーを管理する必要があります。今回は、その役割をGoogle Apps Script (GAS) に担わせます。
リアルAI連動型の全体像
① フロントエンド
(診断ツールHTML)
② バックエンド
(GAS)
③ AI
(Gemini API)
2. AIを司令塔にして実装するロードマップ
AIにいきなり「部品」を作らせるのではなく、まず「全体像」を共有して司令塔になってもらいます。以下のステップで進めましょう。
【最重要】Step 0: プロジェクトの全体像をAIにインプットする
まず、新しいチャットを開始し、以下のプロンプトを投げてAIにプロジェクトの全体像とあなたの現在のコードを教え込みます。これにより、AIは文脈を完全に理解した「専属エンジニア」になります。
Step 1: バックエンド(GAS)の作成を指示する
AIが「準備完了です。」と返答したら、同じチャットで続けて以下の指示を出します。Googleスプレッドシートを開き、「拡張機能」>「Apps Script」からエディタを起動しておきましょう。
Step 2: フロントエンド(診断ツール)の改修を指示する
GASのコードが生成されたら、次にフロントエンドの修正を指示します。AIはStep 0で受け取ったHTMLコードを覚えているので、コードを再送する必要はありません。
Step 3: AIへの指示(プロンプト)の調整
AIが生成する文章の質を上げるため、GASコード内のプロンプトをより具体的にする指示を出します。
Step 4: GASの設定方法をAIに質問する
最後に、GASを動かすための設定手順をAI自身に教えてもらいます。
Route B、コンプリート。
おめでとうございます!これで、Web診断ツール開発の全工程をマスターしました。
この知識を応用すれば、「AI職務経歴書作成ツール」など、さまざまなWebアプリケーションを開発できます。