Gitによるコード同期
PCとスマホを繋ぐ「魔法のパイプライン」を構築する
⚠️ 作業フォルダの確認
これ以降の作業は、必ず複製した「Android同期用フォルダ」で行ってください。
元のPC用フォルダ(マスター)でGit操作を行うと、PC版の設定が意図せず変更されるリスクがあります。
STEP 2で、あなたのPC上には「スマホ対応済み」のコード一式が完成しました。
このコードをスマホに持っていく方法はいくつかありますが(USB接続など)、私たちはプロと同じ「Git」というバージョン管理システムを使います。
これにより、今後PCでコードを修正するたびに、スマホ側でたった一つのコマンドを打つだけで、瞬時に最新版にアップデートできるようになります。
1. なぜGitを使うのか?
- 確実性: USBでのコピー&ペーストと違い、ファイルの転送漏れや上書きミスが絶対に起こりません。
- 速度: 変更があったファイルだけを転送するため、2回目以降の同期は数秒で完了します。
- 安全性: APIキーなどの機密情報を除外する設定(
.gitignore)が確実に機能します。
2. PC側の作業: GitHubへのアップロード
まず、PC上のコードをインターネット上の倉庫(GitHubリポジトリ)に保管します。
Step 2.1: リポジトリの準備
- GitHubにログインし、新しいリポジトリを作成します。必ず「Private(非公開)」に設定してください。
- リポジトリ作成後、表示されるURL(
https://github.com/ユーザー名/リポジトリ名.git)をコピーしておきます。 - 【最重要】PCのプロジェクトフォルダ内に、APIキーなどを除外するための
.gitignoreファイルを必ず作成してください。(作成方法は サポートページ を参照)
Step 2.2: 初回アップロード (Push)
プロジェクトフォルダでコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを一行ずつ実行します。
git add .
git commit -m "Initial commit for Android"
git branch -M main
git remote add origin (コピーしたリポジトリのURL)
git push -u origin main
【推奨】提出用ツール「_push_master.bat」の導入
毎回コマンドを打つのは面倒です。今後の更新を簡単にするため、以下の「提出用ツール」をダウンロードし、_push_master.bat をあなたのプロジェクトフォルダ直下に配置してください。
※今後は、PCでコードを修正したら、このファイルをダブルクリックするだけでGitHubに保存されます。
3. スマホ側の作業: GitHubからのダウンロード
次に、スマホのTermuxを使い、GitHubからコード一式をダウンロード(Clone)します。
Step 3.1: Personal Access Tokenの準備
セキュリティのため、GitHubは通常のパスワードでのアクセスを許可していません。代わりに、以下の手順で「Personal Access Token (Classic)」という専用のパスワードを発行してください。
- GitHubの Settings > Developer settings > Personal access tokens > Tokens (classic) を開きます。
- 「Generate new token (classic)」を押し、Noteに「Termux用」、Expirationを「No expiration」、Scopeで「repo」にチェックを入れます。
- 生成されたトークン(
ghp_...)をコピーして、安全な場所に保管します。(この画面は一度閉じると二度と表示されません)
Step 3.2: クローン実行 (Termux)
Termuxを開き、以下のコマンドを実行します。
git clone https://(あなたのGitHubユーザー名):(先ほどコピーしたトークン)@github.com/(ユーザー名)/(リポジトリ名).git
→ /sdcard/(内部ストレージ)にプロジェクトフォルダが作成されれば成功です!
これで、PCとスマホがGitを介して繋がりました。
最後のステップでは、スマホ側でライブラリをインストールし、実際にツールを起動します。