【使い方ガイド】AI画像プロンプト生成指示書セット

このページでは、「AI画像プロンプト生成指示書セット」の使い方をご説明します。「ブログ記事の見出しに合う画像を全部作りたい」「動画のセリフに合わせて、一枚ずつ絵を用意したい」といった作業が、驚くほど簡単になりますよ。


このツールの全体像(2ステップで画像を生成!)

このツールは、大きく分けて2つのステップで進めます。料理に例えるなら、「①材料を切る」→「②味付けをする」のような流れです。

  1. ステップ1:材料の準備(お題リストを作る)
    ブログ記事や動画の字幕から、画像にしたい言葉の「お題リスト」を自動で作成します。
  2. ステップ2:プロンプト生成(AIへの呪文を作る)
    お題リスト一つひとつに対して、AIに画像を描いてもらうための「詳しい注文書(プロンプト)」を全自動で作成します。

この2ステップで、たくさんの画像を効率的に作る準備が整います。それでは、各ステップを詳しく見ていきましょう。


ステップ1:材料の準備(お題リストを作る)

まずは、画像生成の元になる「お題」を用意します。ツール画面の「目次・セグメント抽出」タブを使いましょう。2つの方法があります。

1. ブログ記事からお題を作る方法

この機能は、指示書「HTML/ブロックエディターから目次抽出」のことです。WordPressなどのブログ記事のコードを貼り付けるだけで、見出し(H2, H3)を自動で抜き出し、お題リストにしてくれます。

  • こんな時に便利:記事の各セクションに合ったアイキャッチ画像や挿絵を作りたい時。
  • 使い方:フォームに記事のコードを貼り付け、「HTMLから目次抽出」ボタンを押してコピーし、AIチャットで実行します。

2. 動画の字幕からお題を作る方法

この機能は、指示書「SRTファイルからセグメント抽出」のことです。動画の字幕ファイル(SRT形式)の内容を貼り付けると、セリフ部分だけを抜き出してお題リストにしてくれます。

  • こんな時に便利:動画のセリフに合わせて、紙芝居のような解説動画を作りたい時。
  • 使い方:フォームにSRTファイルの中身を貼り付け、「SRTからセグメント抽出」ボタンを押してコピーし、AIチャットで実行します。


ステップ2:プロンプト生成(AIへの呪文を作る)

ステップ1でAIがお題リストを出力したら、いよいよメインの作業です。ステップ1を実行したのと同じAIチャットで続けて、ツール画面の「画像プロンプト生成」タブを開いてください。

使い方の手順

  1. テーマなどを入力:「テーマ」の欄に、生成したい画像の雰囲気(例:未来的なサイバーパンク風、優しい水彩画タッチ)を入力します。必要であれば、他の項目も入力します。
  2. AIの種類を選ぶ:FLUX、Pony、SD 1.5の中から、使いたい画像生成AIのボタンを選んでコピーします。
  3. AIチャットで実行:コピーした内容をAIチャットに貼り付けて送信します。すると、AIが記憶していたお題リストと今回の指示を組み合わせて、画像の注文書(プロンプト)をまとめて作成してくれます。

各項目のご説明

  • テーマ:絵全体の雰囲気やスタイルを決める、一番重要な指示です。
  • 処理対象テキストリスト(代替入力):ステップ1を省略して、自分で用意したお題リストを使いたい場合に入力します。
  • LoRA情報:特定のキャラクターや画風をAIに思い出させるための「追加の教科書」のようなものです。詳しくは下のQ&Aで解説します。
  • 追加プロンプト:すべての画像の注文書に、共通で書き加えておきたい言葉(例:最高品質、超高画質)がある場合に使います。


よくあるご質問

Q. プロンプトって、結局なんですか?

AIに画像を生成してもらうための「詳しい注文書」や「呪文」のことです。これが詳細で的確なほど、イメージに近い画像が出力されます。このツールは、その難しい注文書作りを自動化してくれます。

Q. FLUX、Pony、SD 1.5 って何が違うんですか?

性格の違う「3人のAI画家さん」だと考えてみてください。

  • FLUXさん:「夜の街で、雨に濡れたアスファルトにネオンが反射している様子」のように、文章で細かく指示すると素晴らしい絵を描いてくれる画家さんです。
  • Ponyさん・SD 1.5さん:「夜、街、雨、ネオン、反射」のように、単語(タグ)を並べて指示する方が得意な画家さんたちです。少しタイプが違いますが、似た指示方法でOKです。

このツールは、それぞれの画家さんの得意な指示方法に合わせて、注文書を自動で書き分けてくれます。

Q. LoRA(ローラ)って何ですか?

AI画家に、特定のキャラクターの顔や服装、独特な画風などを思い出させるための「追加の教科書」のようなものです。LoRAの情報(識別子と指定文字列)を入力すると、そのキャラクターや画風を画像に反映させることができます。


最後に

このツールを使えば、たくさんの画像を統一感のあるスタイルで、効率的に生成することができます。ぜひ、色々と試しながらご自身のブログ記事や動画制作にお役立てください。もし、また分からないことがありましたら、いつでもお気軽にご連絡くださいね。

執筆者: 運営者:OKIHIRO

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