サイト一撃生成スキルの実践
Antigravityとは何か・どう使うかを理解し、LP法則をAIにインストールして、顧客のLPを一撃で生成するまでの全フローを体験します。
Step 0:Antigravityとは何か(まず最初に読んでください)
本講座では Antigravity というAIエージェントツールを使います。まず「Antigravityって何?」を理解してから始めましょう。
Antigravityは「AIに仕事を頼める作業ツール」です。普通のChatGPTとの大きな違いは、パソコン上のファイルを読んだり、プログラムを実行したり、複数の作業を連続して自動でこなせる点です。
普通のAIチャットとAntigravityの違い
- 普通のAIチャット(ChatGPTなど):会話はできるが、ファイルを自動保存したりプログラムを実行したりはできない
- Antigravity:スキル(指示書)を読み込ませることで、ファイルの読み書き・HTML生成・保存まで全自動でこなせる
スキルとは「AIへの指示書」です。本講座の「Web Architect Studio」スキルを読み込ませると、AIは「LP法則を覚える・顧客データを整理する・LPを生成する」という一連の作業ができるようになります。料理で言えば「レシピ本を渡す」イメージです。
Step 0.5:Antigravityに「絶対ルール」を登録する(最初の1回だけ)
Antigravityには、どのプロジェクトでも・どんな作業でも常に守らせるルールを登録できる「グローバルルール」という機能があります。一度登録すれば、毎回指示しなくても自動で適用されます。
AIへの「永久に有効な憲法」のようなものです。セキュリティの徹底・日本語での回答・省略禁止など、すべての作業に共通して守ってほしいことを1回だけ登録すれば、以後ずっと自動で適用されます。
📋 登録手順(3ステップ)
- Antigravity右上の 「…」(三点メニュー) をクリック
- 「Customization」→「Rules」タブを開く
- 「+ Workspace」または「Global」ボタンをクリックし、下記の内容を貼り付けて保存
setup/GLOBAL_CONSTITUTION.md の中身をそのままコピー)
スキルフォルダ内の Web_Architect_Studio/setup/GLOBAL_CONSTITUTION.md をテキストエディタで開き、内容をすべてコピーして貼り付けてください。
✅ 登録できたか確認する方法
Antigravityのチャットで以下を入力してみてください。登録したルールの内容を要約して返してくれれば成功です。
現在登録されているグローバルルールを要約して報告してください。
このグローバルルールはAntigravityアプリ側に保存されるため、スキルを変えても・プロジェクトを変えても自動で適用されます。更新したい場合は同じ画面で内容を編集するだけです。
Step 1:作業前のセキュリティ確認
Antigravityを起動してスキルを読み込んだら、最初に以下をAIに伝えます。これにより、AIは顧客情報を外部に漏らさないルールを読み込んで作業を開始します。
「これから作業を始めます。必ず .agents/rules/SECURITY.md を読んでから作業してください。」
なぜこれが必要なのか?
AIは賢いですが、言われたことしかやりません。このひと言を最初に言うことで、AIは「外部にデータを送ってはいけない」というルールを最初にチェックしてから動くようになります。
Antigravityがなぜ危険になりえるのか、どう設定すれば安全なのかを体系的にまとめたページです。本講座に入る前に目を通しておくことを推奨します。
Step 2:あなたのLP制作ノウハウをAIにインストールする
ただ綺麗なだけのサイトを作っても売れません。あなたが持つ「売れるLPの構成・コピーの考え方」をAIに教え込みます。これは最初の1回だけやれば、以後ずっと記憶されます。
AIはあなたのことを何も知りません。「売れるLPを作って」と頼んでも、あなた独自の法則は知らないので汎用的なページしか作れません。一度ノウハウを教え込む(インストールする)ことで、AIはあなたの流儀でLPを作れるようになります。
AIに以下のように話しかけてください:
するとAIが1問ずつ質問してきます。答えるだけでOKです。途中で困ったら「わからない」と言えばAIが補足説明してくれます。
「あなたが考える、売れるLPの基本的な構成(セクションの順番)を教えてください。例えば"ファーストビュー→問題提起→解決策..."のような形で教えてもらえますか?」
AIが「法則のインストールが完了しました。prompts/lp_laws.md
に保存しました。」と言えばOKです。このファイルが、以後すべてのLP生成の「法律」として機能します。
Step 3:顧客のLPを一撃生成する
顧客データ(ビジネスDNA)があれば、コマンド1つでLPが完成します。顧客データの作り方はLesson 03で詳しく学びますが、まずは生成の流れを体験してみましょう。
従来は「このファイルを読んで、このルールで、このテンプレートを使って…」と細かく指示する必要がありました。本スキルでは顧客名を言うだけでAIが自動的に必要なファイルを全部読み込んで作業します。
AIに以下のように話しかけてください(顧客名は実際の顧客名に変えてください):
単品ページと一括ページの違い(迷ったらここを確認)
- 単品ページ:「外壁塗装LP」「屋根修理LP」のように、1つのサービスだけを深く訴求するページ。広告のリンク先に最適。
- 一括ページ:会社のトップページや「サービス一覧」のように、複数サービスを一覧で見せるページ。まず会社全体を知ってもらいたいときに使う。
AIが「output/[顧客名]_LP_[日付].html に保存しました。」と言えばOKです。そのファイルをブラウザで開くと完成したLPが表示されます。
Step 4:WordPressに入れる場合の「隔離処理」
生成したLPをWordPressに入れると、WordPressのテーマCSSがLPのデザインを上書きして崩れることがあります。これを防ぐのが「隔離プロトコル」です。
フォント・色・余白がバラバラに
テーマCSSの影響をシャットアウト
LPのHTMLコード全体を
<iframe>(ページの中にページを表示する枠)に読み込ませます。iframeの中はWordPressから完全に独立した別世界なので、テーマのCSSが一切届きません。このひと手間を自動化したのが「隔離プロトコル(isolation_protocol.py)」です。
AIに以下のように話しかけてください:
AIが自動で scripts/isolation_protocol.py を実行し、WordPressでも崩れないHTMLファイルを生成します。ファイルは
output/[顧客名]_LP_[日付]_isolated.html として保存されます。
WordPress以外で使う場合
通常のWebサーバーや独自ドメインで公開する場合は、隔離処理は不要です。生成したHTMLファイルをそのままアップロードしてください。
Step 5:次回に備えてWeb-Utility-Toolをセットアップする
Lesson 02では、競合・顧客のWebサイトからテキストを安全に収集する専用ツール「Web-Utility-Tool」を使います。セットアップに少し時間がかかるため、このタイミングで済ませておきます。
Web-Utility-ToolはWindowsのみ対応しています。Macをお使いの場合はこのStepをスキップし、Lesson 03の「口頭で説明してAIに整理させる」方法でビジネスDNAを作成してください。
Web-Utility-Toolを動かすために必要なプログラム(Pythonライブラリ・ブラウザエンジン)を、インターネットから自動でダウンロードしてインストールします。初回のみで、次回以降は不要です。所要時間は通信速度によりますが5〜10分程度です。
Antigravityに以下のように話しかけてください:
Antigravityが自動でやること(確認するだけでOK)
- 「これからWeb-Utility-Toolのセットアップを行います。
_setup.batを実行してよいですか?」と確認してくる - 「OK」と答えると、セットアップが自動で始まる
- 画面に進捗が流れ、最後に「[SUCCESS] Setup is complete!」と表示されたら完了
「[SUCCESS] Setup is complete!」が表示されていれば準備完了です。次回 Lesson 02 からすぐにツールを使い始められます。
エラーが出た場合
「[ERROR] Python not found.」と表示された場合はPythonが未インストールです。Antigravityに以下のように伝えると案内してくれます。
📋 次回までの宿題
次回は実際の顧客データを使ってLP生成・GBP投稿作成まで一気に通します。以下を事前に準備しておくと、セッションがスムーズに進みます。
用意してくること
- 実際に使いたい顧客を1社決めておく
既存クライアントでも、新規営業したい企業でもOK。 - その顧客のWebサイトURLを控えておく
トップページのURLがあればOK。ない場合は打ち合わせメモや名刺情報でも代替できます。 - 打ち合わせメモ・音声録音があれば用意しておく(任意)
あるとビジネスDNAの精度が格段に上がります。なくても進められます。