X-Prompt-Engine ご利用ガイド

X-Prompt-Engine

X向けAI画像コンテンツ連続生成支援ツール ご利用ガイド

はじめに:XでのAIコンテンツ投稿を自動化する

この度は、X向けAI画像コンテンツ連続生成支援ツール「X-Prompt-Engine」をご利用いただき、誠にありがとうございます。

このガイドでは、プロの開発現場で標準的に使われているバージョン管理システム「Git」と、そのプラットフォームである「GitHub」を導入し、今後のツールアップデートをコマンド一行で完了できる環境を構築します。一度設定すれば、制作の効率が飛躍的に向上しますので、ぜひこの機会に、プロのワークフローを体験してみましょう。

Git/GitHubを導入する3つのメリット

  • アップデートが劇的に楽になる:ツール更新時、コマンド1行で瞬時に最新版にできます。Zip再ダウンロードや設定ファイル(APIキー等)の手動移行は不要になります。
  • 安全な設定管理:あなたが編集したAPIキーなどの個人設定ファイルは、アップデートで上書きされない仕組みで保護されます。
  • プロのスキルが身につく:Git/GitHubは現代のIT業界で必須のスキルです。この手順を通じて、その基本操作を自然と学べます。

1. PCへの導入手順(初回のみ)

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GitHubからの招待を承認する

本ツールはアクセスが制限されたプライベートなリポジトリで提供されています。利用申請後、ご自身のGitHubアカウント宛に開発チームからの招待メールが届きますので、まず、この招待を承認してください。

  • メールボックスを確認し、「[GitHub] okihiro-ai-creative has invited you to collaborate」という件名のメールを開きます。
  • メール本文にある緑色の「View invitation」ボタンをクリックし、開いたページで招待を承認します。
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Gitをインストールする

次に、ツールをPCにダウンロードしたり、最新版にアップデートするために必要なコマンドラインツール「Git」をインストールします。

Windowsの場合

公式サイトからインストーラーをダウンロードし、実行します。設定はすべてデフォルトのままで「Next」を押し続けて問題ありません。

Windows版Git公式サイトへ
macOSの場合

公式サイトからインストーラーをダウンロードします。こちらも設定はすべてデフォルトのままでOKです。

macOS版Git公式サイトへ
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SSHキーを設定する (強く推奨)

プライベートなツール保管場所(リポジトリ)に安全かつパスワード入力なしで接続するため、お使いのPCとGitHubアカウントを連携させる「SSHキー」の設定を行います。

Step A: SSHキーの作成

PCのターミナル(WindowsならGit Bashやコマンドプロンプト)を開き、以下のコマンドを実行します。"your_email@example.com" の部分は、ご自身のGitHub登録メールアドレスに書き換えてください。

ssh-keygen -t ed25519 -C "your_email@example.com"

途中でファイルの保存場所と、パスワード(passphrase)を2回聞かれますが、すべて何も入力せずにEnterキーを押してください(合計3回)。これでパスワードなしのキーが作成されます。

Step B: GitHubへの公開鍵の登録

  1. PCの C:\Users\(あなたのユーザー名)\.ssh フォルダ(Macの場合は ~/.ssh)の中にある id_ed25519.pub というファイルをテキストエディタで開きます。
  2. ファイルの中身の文字列(ssh-ed25519から始まる全てのテキスト)をコピーします。
  3. GitHubのSSHキー設定ページにアクセスし、「New SSH key」ボタンをクリックします。
  4. Title」にはPCの名前など分かりやすい名前を付け、「Key type」はデフォルトの「Authentication Key」のままで問題ありません。「Key」の欄に先ほどコピーした文字列を貼り付け、「Add SSH key」ボタンを押して登録完了です。
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ツールをダウンロード&更新する

いよいよツール本体をPCにダウンロードします。コマンドプロンプト(Windows)またはターミナル(Mac)を開き、以下のコマンドを実行してください。

A. 初回ダウンロード (Clone)

PCの作業したいフォルダへ移動してから(例: cd Desktop)、以下のコマンドをコピーして実行します。X-Prompt-Engineというフォルダが作成され、ツールがダウンロードされます。

git clone git@github.com:okihiro-ai-creative/X-Prompt-Engine.git
B. 今後のアップデート方法 (Pull)

今後ツールが更新された際は、ダウンロードしたX-Prompt-Engineフォルダ内で以下のコマンドを実行するだけで、常に最新版を利用できます。

git pull

2. ツールの使い方 (2ステップ・ワークフロー)

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ツールの初回セットアップ

ダウンロードしたX-Prompt-Engineフォルダ内で、お使いのOSに合わせたセットアップスクリプトを一度だけ実行します。これにより、ツールに必要なライブラリが自動でインストールされます。

  • Windows: _setup.bat をダブルクリックします。
  • macOS: ターミナルで sh _setup.sh を実行します。

完了後、systemフォルダにapi_keys_gemini.txtが生成されます。このファイルを開き、ご自身のGemini APIキーを貼り付けて保存してください。

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ツールの起動

お使いのOSに合わせて、_run_guiスクリプトを実行してGUIランチャーを起動します。

  • Windows: _run_gui.bat をダブルクリックします。
  • macOS: ターミナルで sh _run_gui.sh を実行します。
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【STEP 1】 Weeklyプロンプトを生成する

まず、1週間分の画像生成プロンプトを作成します。

  1. GUIの「Weeklyプロンプト生成」ボタンを押します。
  2. 起動したターミナルで、各曜日に生成するプロンプト数や、共通の固定プロンプトなどを対話形式で入力します。
  3. 完了すると、outputフォルダにweekly_prompts.txtが生成されます。
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【STEP 2】 ツイート文を生成する

次に、STEP 1で作成したプロンプトリストを元に、投稿用のツイート文を作成します。

  1. GUIの「ツイート文生成」ボタンを押します。
  2. ツールが自動でweekly_prompts.txtを読み込みます。
  3. ターミナルで、講座への誘導URLを含めるかなどを対話形式で入力します。
  4. 完了すると、outputフォルダにgenerated_tweets.txtが生成されます。

TIPS: 手動プロンプトでツイート生成

自分で用意したプロンプトリストからツイート文を生成したい場合は、実行中に「手動で用意したプロンプトリストを使用しますか?」という質問にyと答えてください。input/prompts_for_tweet.txtの内容が読み込まれます。

3. 困ったときは (サポートについて)

  • 導入や操作でエラーが出た場合は、まずこのガイドページをもう一度よくお読みください。多くの場合、手順の見落としやコマンドの入力ミスが原因です。
  • それでも解決しない導入に関するトラブルに限り、LINE公式アカウントにてサポートを承ります。その際は、どのステップで問題が発生したか、エラーメッセージなどを添えてご連絡いただくと、スムーズな対応が可能です。